STEP1:寝室を片づけて「必要な物だけ」にする準備

寝室は「寝るための場所」と決めるだけで、片づけやすくなります。まずは、置く物の基準をはっきりさせましょう。必要以上の物があると、視界がざわつきやすくなり、寝つきが悪くなる原因にもなります。過ごしやすい空間作りは、“必要な物だけを残す”ことがスタートです。
さらに、寝室に余計な物がないと、朝の身支度もスムーズになります。「あの服どこ?」「充電器が見つからない…」と探す時間が減り、時間にも余裕ができて過ごしやすくなります。また、物が少ないほど掃除がラクになるのもメリット。床に何も置いていない状態なら、フロアワイパーをサッと通すだけで清潔さが保てます。
例えば、読み終えた本や雑誌はリビングの棚へ移動、使っていない小物は別の場所へ一時保管するなど、定位置を決めてあげると、寝室が“休むためだけの空間”として集中できます。寝室をホテルのようにスッキリ保つためにも、まずは「不要な物は持ち込まない」意識を習慣にしていきましょう。
寝室に置く物のルール
- 寝具(枕・シーツ・毛布)
- 寝る前に使う物(スマホ・めがね・本)
- 明日着る服やパジャマ
- 小さな照明・加湿器など、快眠のための家電
それ以外の物は、リビングやクローゼット、デスクスペースへ戻しましょう。必要であれば、かごや箱を使って“移動待ちコーナー”を作り、そこへ一時置きするのもおすすめです。寝室にとどめておかず、決まったタイミングでほかの場所へ持っていく習慣を付けると、散らかりが防げます。「ここに置いていい物はこれだけ」と決めることで、戻す場所に迷いませんし、自然と物を持ち込みにくくなります。
コツ:迷ったら「寝るときに本当に使う?」と自分に聞いてみましょう。
片づける順番
- ベッド周り:飲み物・雑誌・リモコンなどを片づけ、不要な紙類は捨てる
- 枕元:コード、リップ、めがねをトレイにまとめ、余分な物は移動
- 床:服や袋を定位置へ戻し、ホコリ取りシートでスッとひと拭き
- クローゼット:よく着る服を手前に、季節外は上段や奥に収納
“視界に入るもの→触れる場所→収納”の順番で整えると、効率よく片づきます。まずは見えている物を片づけ、そのあと触れる位置にある物を整理し、最後に収納スペースを整えると、作業の流れがスムーズになり、いつのまにか片づきやすい環境が整います。
小物はトレイにひとまとめ
小物が散らかる原因は「置き場所が決まっていないこと」。
- 小さなトレイを1つ置く
- そこに“毎晩使う物だけ”入れる
- トレイの中も時々見直す
これだけで、置きっぱなしがなくなります。小物の迷子もなくなって、朝の支度がスムーズになりますよ。さらに、必要な物だけが手の届く場所にまとまっていると、寝る前の準備もぐんと楽になります。例えば、リップやめがね、スマホ充電コードがひとつのトレイに揃っているだけで、寝る前の“探し物時間”がゼロに。翌朝もスッと手に取れるので、忙しい朝にも助かります。つまり、トレイひとつ置くだけで、寝室の“片づけやすさ”と“支度のしやすさ”がぐっとアップするんです。
毎日5分のリセット習慣
- 着替えを戻す
- 枕元を空にする
- 布団を整えるだけ
- スマホやリモコンを定位置へ戻す
短い時間でも、毎日続けるとスッキリが続きますよ。小さな習慣が、自然と「散らかりにくい寝室」を作ってくれます。さらに、習慣になってくると、片づけがだんだん“意識しなくてもできること”に変わっていきます。例えば、寝る前にそっと布団を整える動きが自然に手が伸びるようになり、朝目覚めたときの快適さがグッと違ってきます。ほんの少しの行動でも、積み重ねることで大きな変化につながるので、まずはできることから始めてみましょうね。
STEP2:家具と収納の配置で“動きやすい寝室”を作る

片づけたら、次は「動きやすい配置」に整えていきましょう。寝室は朝と夜に使う場所なので、動作がスムーズだと快適です。たとえば、朝起きてからベッドを出てクローゼットに向かうまでのルートや、夜に電気を消してベッドに入るまでの流れがスムーズだと、無駄な動作がなく動きがラクになります。つまずきやすい物を避け、なるべく直線的に動けるよう配置すると、毎日の動作がラクに感じられます。
ベッドの置き方
- 入口からベッドへまっすぐ歩ける位置
- 通路は45cm以上(肩幅くらい)
- エアコンの風が直接当たらない場所
- 窓の位置も意識し、朝日が入りすぎない配置に
ベッドは部屋の主役。動線を邪魔しないだけで、広く見えます。また、ベッドの頭側は壁につけると安定して眠れます。部屋が狭い場合は、片側だけ歩けるスペースを確保してもOK。寝返りや起き上がりの動作をイメージしながら配置すると、より快適に使えます。ベッドサイドに小さなゴミ箱やティッシュを置く場合は、動線の邪魔にならないよう低めサイズを選ぶとスッキリ見えますよ。
サイドテーブルの選び方
- 幅30cm以内
- 引き出し or カゴ収納があるもの
- 高さはベッドの高さと合わせると使いやすい
- 天板が汚れにくい素材だとお手入れ簡単
スマホ・めがね・小さなライトが置ければ十分です。さらに、コースターを置いておくと、夜の飲み物も安定して置けます。必要以上に物を置かず、引き出しの中にストックティッシュや小物を入れておくと、見た目もスッキリまとまります。
電源周りを整える
- タップは固定
- コードはケーブルクリップでまとめる
- 充電エリアを1か所に決める
- 配線はできるだけ壁沿いにまとめる
- スマホスタンドやワイヤレス充電器を使うと便利
ごちゃつきやすいコード周りを整えると、掃除もラクに。ほこりが溜まりやすい場所なので、配線がスッとまとまっていると見た目もキレイ。コンセント周りにラベルをつけておくと、どのコードがどの家電か一目でわかり、抜き差しもスムーズになります。
クローゼット収納のポイント
- 毎日使う服 → 手前
- 季節外 → 上段や奥
- ハンガーは同じ種類で統一
- バッグは吊るして形をキープ
- 引き出しはカテゴリごと(靴下/下着/Tシャツ)で分ける
- ラベルを貼ると探しやすい
クローゼットは“戻しやすさ”が大切。毎日着る服は腰から肩の高さに、あまり着ない服は高い場所に収納すると効率的です。バッグは型崩れしやすいので、フックや専用収納を使うと長持ちします。引き出し収納の中に小分けケースを入れておくと、細かいアイテムも乱れにくくなります。
ベッド下収納
- 圧縮袋で季節物を収納
- キャスター付きボックスが便利
- よく使う物は入れない(出し入れが面倒)
- 防虫剤や除湿剤を一緒に入れて清潔に
“見えない場所”も整えると、全体がすっきりまとまります。ベッド下はホコリが溜まりやすい場所なので、掃除しやすい収納を選ぶのがポイント。蓋つき収納にすればホコリ対策になり、ベッド下の見た目もスッキリします。季節の寝具や普段使わない旅行バッグなど、使用頻度の低い物を中心に収納すると便利です。
STEP3:色・素材・小物で見栄えを整える

片づけと配置ができたら、最後は「見た目の心地よさ」を作りましょう。視界に入る色や質感、置く物のバランスを整えることで、より快適に過ごせる空間に仕上がります。また、色や素材にこだわると、インテリアとしての統一感も生まれ、「自分の部屋が好き」と感じられる時間が増えます。寝室は1日の終わりを過ごす場所なので、視界に入る物が少なく、整っているだけでゆったり過ごせる雰囲気になります。
色は3色が基本
おすすめは、
- 白
- 木目
- グレー or ベージュ
この3色をベースにすると、柔らかくてまとまりのある雰囲気が作れます。白は清潔感、木目は温かみ、グレーやベージュは空間にやわらかい印象を添えてくれます。アクセントカラーは1色だけ。くすみピンクやオリーブグリーン、ダスティブルーなど“少しトーンを抑えた色”を選ぶとバランスが取りやすく、寝室にぴったりです。
さらに、色を選ぶときは「明度」も意識してみましょう。明るすぎる色より穏やかな色味を選ぶことで、視界がやわらぎ、穏やかな雰囲気になります。
布製品で統一感
- シーツ
- カーテン
- ラグ
これらの布製品を同じトーンにするだけで、ホテルのような上品な印象に。たとえば、ベージュのラグと白いシーツ、ライトグレーのカーテンなど、柔らかい色味で揃えると、視界が優しく整います。
季節に合わせて素材を変えると、空間の印象が切り替わります。
- 春夏:リネンやコットンで軽やかに
- 秋冬:フランネルやコーデュロイであたたかく
洗い替え用に同系色の予備を1セット持っておくと、洗濯のときも雰囲気が崩れません。
照明のコツ
- 電球色(あたたかい光)
- ベッドサイドに間接照明1つ
- 就寝30分前に照明を落とす
- 可能なら調光機能付きライトを使用
ベッドサイドライトは低めの位置に置くと、光が直接当たりにくく、過ごしやすい明るさになります。タイマー付きのライトなら、寝落ちしても問題ありません。照明の位置や光の強さを工夫するだけで、寝室の雰囲気がワンランクアップしますよ。
植物でやわらかい雰囲気をプラス
扱いやすい植物は、
- ポトス
- サンスベリア
- パキラ
- モンステラ(少し大きめの空間に)
植物を置くと、見た目が優しいだけでなく、空気がきれいに感じられたり、自然の要素が加わることで、見た目にやわらかさが出ます。鉢は素焼きやラタン、木製スタンドを使うと、ナチュラルな雰囲気になり、寝室に馴染みやすいです。
小さなグリーンなら、棚や小さなスツールに置いて高さを出してもおすすめです。床に直接置かず、少し高さをつけることでバランスよく見えます。
小物は3つまで
-
- フレーム写真
- 小さな花瓶
- キャンドル(火を使わないLEDもおすすめ)
お気に入りの物を飾りながらも、数を控えることでスッキリとした空間をキープできます。小物は“飾る場所を決める”のがポイント。ひとつの棚やトレイにまとめれば、見た目も整い、掃除の手間も減ります。
あれもこれも置きたくなるけど、寝室は“余白”が大切です。余白があると見た目が整い、過ごしやすさがグッと上がります。飾るより“引き算”を意識すると、まとまりのある寝室が完成します。
実例紹介:目的別レイアウトアイデア

一人暮らし向け(6〜8畳)
- ベッドは壁付け
- テーブルは小さめ
- 鏡で明るく広く見せる
- ベッド下収納やスリム収納棚を活用
ひとり暮らしの6〜8畳のお部屋は、限られたスペースをどう生かすかがポイント。ベッドを壁につけて通路を確保し、動きやすさを優先しましょう。小さめのテーブルや折りたたみ式の家具を使えば、必要なときだけ広く使えて便利です。また、姿見鏡を置くと光が反射して部屋が広く見えるうえ、朝の身支度もスムーズに。ベッド下収納を活用して季節物をしまうと、部屋の“見える部分”はすっきり。ワンルームの場合は、視線の先に背の高い家具を置かないのもポイントです。
夫婦寝室(8〜10畳)
- 両サイドに動線を確保
- 収納ルールを共有
- 照明と香りを統一
- ベッドサイドにそれぞれ小物トレイを配置
夫婦の寝室は「一緒に使う物」と「それぞれが使う物」を分けて管理するのがコツ。ベッドの両側に動線を確保すると、夜中のトイレや朝の支度でお互いに邪魔をしません。照明の色やディフューザーの香りを統一すれば、まとまりのある空間が作れます。小物が混ざりやすいので、サイドテーブルや小物トレイを左右にひとつずつ用意して、自分の物は自分のスペースへ。収納ルールを共有しておくと、無理なく綺麗が続きますよ。
ホテル風スタイル
- 白×グレー×木
- クッション2〜3個
- フットスローで高級感
- ガラスや金属アイテムでアクセント
ホテルのような寝室を目指すなら“余白”と“質感”が鍵。色は白・グレー・木目をベースに、クッションを2〜3個並べて立体感をプラスしましょう。ベッドの足元にフットスローを掛けるだけで一気に上質感がアップします。さらに、ランプにガラスやメタル素材を取り入れると洗練された印象に。必要以上に物を置かず、ゆとりを持たせた配置にすると、毎日がゆったり過ごせる時間になりますよ。
まとめ:今日からできる3つの行動

- 枕元をリセットする
- コードをまとめて固定する
- シーツとカーテンの色を揃える
今日からすぐにできる、ほんの少しの工夫だけでも、寝室の心地よさはぐんとアップします。たとえば、枕元を整えるだけで、寝る前の準備がスムーズになり、過ごしやすくなります。コードをまとめておけば、見た目がスッキリするだけでなく、掃除がしやすくなり、ほこりも溜まりにくくなります。そして、シーツとカーテンの色を揃えると、お部屋全体がまとまって見えて、ホテルのようなまとまりのある雰囲気になります。
「大きく模様替えをしないと整わない…」と思いがちですが、そんなことはありません。ほんの小さなアクションの積み重ねが、やがて“居心地の良さ”という大きな変化につながります。例えば、寝る前に5分だけ片づける、週に一度クッションカバーを洗う、季節ごとに小さな植物を変えてみるなど、無理なくできることから始めてみましょう。
ゆったり眠れて快適に朝を迎えられる空間を少しずつ整えていけば、日々の過ごしやすさが高まります。あなたの寝室が“心地よく過ごせる場所”になりますように。ゆっくり、やさしく、自分のペースで整えていきましょう。

